『美姫、そんなに悲しそうな顔、しないで』 そんなこと言われたって、無理だ。 「やっと逢えたのに触ることができないなんて………。すべての感覚でアナタを感じたいのに」 触ろうとすれば冷たい空気があたしを包む。