『美姫、そんな簡単に言うな。………家族がいるし、友達、仕事があるだろ?』 お母さんや、薫の顔が浮かんだ。 「でも、あたしは朔斗と一緒に居たいし、朔斗だけのモノになりたい」 さっきから、朔斗は言っていることもコロコロと変わっている。 まるで、小さな子どもみたい……。