『見当もつかないみたいだね………』 朔斗は悲しそうに瞳の色を深くした。 「あたし、何かしたの?」 『美姫は、鈍感なままなんだな。じゃあ、俺がなんでこの世にまだいるか、分かる?』 あたしって鈍感なのかな?