「…舞花、見つかるとヤバイから…とりあえず離れて。」 “舞花”… 舞花、そう呼んだ。 帽子をかぶっているから、ちゃんとは分からない。 だけど… 智晴先輩は、舞花って呼んだ。 智晴先輩は、舞花の肩をそっと支えながら、反対側の階段を舞花と一緒に上っていった。