青空のむこうに~バスケに恋して~



ホームルームが終わり、クラス中が帰り支度を始める。


「サエ、部活いこー」

「そうだねー。大会近いから頑張らないとね!」


カズミとサエの声が聞こえてくる。



多分、私に聞こえるようにわざと大きな声で言ったのだろう。


顔を上げる事もなく、黙々と帰り支度を済ませて、私は教室を出る。


「あ、柚香ちゃん。一緒に帰らない?」

「え?」


出たところで、後ろからマホちゃんに呼び止められる。


「途中まで一緒でしょ?」

「うん…。でも部活は…?」

「今日は男子部お休みなの」

「そっか…」


頷くと、マホちゃんは嬉しそうに微笑んだ。