返信しようとしたけれど、そんな気分になれなかった。 きっとこの人も、私とは違う華やかな世界にいる人なんだろう…。 メールの文面からバスケットがすごく楽しいって読み取れるもん。 私なんかとは違う…。 「…嫌いだ…バスケなんて…」 誰に言うわけでもなく、つぶやいて私はケータイを放り投げた。 頑張っても認めてくれないのなら好きでいたって仕方がない…。 もう、私をみじめにさせないで…。