「すごいねー。決勝戦はやっぱり」
「ねえ、桐沢君、スターティングメンバー入ってるよ」
コートを指差してリエが叫んだ。
結構、いい場所に座れたなって思う。
コート上の選手の顔がよく見える。
3年生に混じって、桐沢君が確かにコートにいた。
先輩にウケがいいだけじゃ決勝戦のコートになんか立てるわけない。
「…相手もスターティングメンバーに1年生いるみたいね…」
「え?」
翠の言葉に、星羽のベンチを見ると、確かに1年生っぽい人がいた。
コートに出てくると、桐沢君と親しげに二言くらい会話を交わした。
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