マサシと言えば…。
部活をやめてすっきりしたのかどうかは知らないけど…。
何かすっごい派手になってる。
ピアスなんかつけちゃって、髪の色も明るい茶色に染めちゃった。
態度だけでもチャラチャラと軽い感じだったのに、外見までそんなになっちゃったら、見た目からチャラ男。
「カッコいーじゃん~」
「マジで~?」
サエの言葉にマサシはへらへらと笑いながら答える。
「マサシおはよー!やっと学校来たんだ~?」
後から入ってきたカズミは、サエの顔も見ずにマサシに笑顔で手を振った。
サエも負けずにマサシの腕にしがみつく。
「よう、カズミ。お前が毎日のように来いって言うから来てやったんだよ」
「もー。サエがいるのに、何言ってんの」
「コイツも毎日毎日、俺の家まで来てさ~。マジうぜーの」
…この光景…。
私は見た事があった。
自分が彼女のはずなのに、サエをちやほやしてた、あの頃とそっくり…。
サエは彼女扱いされてない。
むしろ、カズミのほうを大事にしてるみたいな…。
…ああ、そっか。
サエは毎日部活に出ないで、マサシの家に直行してたんだ…?



