「サエ、自主練しよー」 部活が終わって、いつものようにサエに声をかけた。 だけど、やっぱり聞こえなかったように無視して行ってしまった。 しかも、モップを手にしている。 「…今はそっとしておいたほうがいいんじゃない?」 その様子を見ていたのか、翠が私の肩をたたいてきた。 試合外でもそういう所、よく見てるんだね…。 「うん…」 「気にする事ないよ。自分の努力の成果だって胸張りなよ。嬉しいものがつまらないものになっちゃうよ?」 「ありがとう」