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その日の夜。


ブー ブー ブー


「わっ……!?」


本日2度目となる、ブログサイトからのメール。


【 あなたのブログに、コメントがつきました。 】


その言葉に、また顔がニヤける。


「キャー、犬山さんからだ!!」


ベッドの上をゴロゴロ転がって「これでもか!!」ってくらい、歓喜を表す。

「またコメントがついたらいいな」って心の底から思ってたし、コメントが無いまま夜を迎えた時は勝手にヘコんでた。

ブログサイトから届いた1通のメールは、そんな私への最高のプレゼント!!




【 男の先生になんか気に入られたくない!! 俺と代わってください(笑) 】


それを見て、またまたニヤけてしまう。


これって、また返事をしてもいい内容だよねっ。

て言うか、私の返事を待っててくれてるような気がする!!


自分勝手な解釈だけど、それでも犬山さんとお話していたい。と、そう思った。


【 絶対代わりませんから!!(笑)
私のとこの英語の先生も男だよー。なんだか似てるね!! 】


まるでメールでやり取りしているかのような、そんな感じで私と犬山さんの会話は続いていく。


【 英語の先生って、どこの学校でもみんな同じ感じなのかな? 】

【 そうかも(笑)
犬山さんは他に苦手な先生とか居る? 】

【 ほとんど全員苦手。俺って目に付きやすいのか、しょっちゅう当てられる(笑) 】

【 先生たちのお気に入りなんだねー。ご愁傷さまです(笑) 】


そんなコメントを送ったあと、ふと思う。

メールのようにやり取りしてるけど、私たち、ブログのコメント欄で話してるんだよね……。