世界史とかなら、自分で教科書を見ればなんとかなるけど…、今は数学。 自分の勉強だけじゃ、私の頭ではとても理解できません。 だから、諦めるわけにはいかないのです。 『お願いします…!』 飛びつくように、会長の腕を引っ張る。 そうでもしなきゃ、会長は相手をしてくれない。 会長にこのような行為をするのは、もはや命がけですが、今の私にはそんなこと考えられませんでした。 『私の未来がどうなってもいいんですか!?』