「ちょっ、おい!」 今にも泣きそうな私に、さすがの会長も慌てたように声をかけてくれる。 やめなきゃ、そう思うのに、泣きそうになるのを止められません。 むしろ、本当に涙が出てきそう…。 「…あー、ったく、もう。」 ふいに、会長が怒ったような、呆れたような感じでため息をつく。 会長は腰に手をあて、見るからに機嫌が悪そうです。 …面倒くさいと、思われちゃったかな?