沖田さんが昨日倒れてしまった時、すごく心配した。

だから、元気な沖田さんで嬉しいけれど、


「無理はなさらないで下さい」



沖田さんを真似てニッコリ笑うと、彼は少し私をまじまじと見てから、口元を抑えて苦笑した。


「はい。わかりました。でもいまは菅野さんとお話したいな」


っえ？
そんな優しい表情で言われたら、恥ずかしくなって頬の血行がよくなる。



「……助かります。土方さんに追い出されたから」

「土方さんに？あの人も可愛い人ですよね本当」

「鬼ですよ鬼」

「あー、鬼副長って呼ばれてますからね」

「やっぱり？」