「殺す!」
「………っ…!!」
グッと体に力を込めた。
あ、もう駄目。
カキ―――――………ン……。
「あなたの相手は私です」
死ぬって思った瞬間、聞こえた声に涙が溢れそうになった。
そして、顔をあげ見上げる。
「…………………っ」
だんだら羽織りを羽織った新撰組の彼、沖田総司。
彼の背中は思ったより広くて、私を守るように私の目の前に立っていた。
「私は沖田総司。相手、してるほど暇そうじゃありませんね」
「なっ……ぐあぁっ!」
ザシュッと、真っ暗闇の中、定かでない視界の中で血が飛び散った。
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