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キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン

けたたましく校内に響くチャイムの音



図書室の本棚の前で座りこんで、泣いてる私。


長い夢でも見ていたようだった。


でも夢じゃない、


耳にかけられた藤の花。


君に贈るを開いてみても、何にも起こらないから、藤の花をそっとはさんで本棚に戻した。



ーおしまいー