「やだっ!沖田さん!!」 「菅野さん!」 スパンと襖が開かれて沖田さんがやっと助けに来てくれた。 沖田さん!! そうだ、沖田さんもいる、 桂さんに奪われる前に本を開いて少しでも手がかりを……………! 桂さんが本を引っ張る中で私は破れるの覚悟で本のページを開いた。 「きゃあ!!」 「菅野さんっ!?」 「なんだこの光は…!」 本を開いた瞬間、白い光りが私を包みこんだ。 やだ、 沖田さん…………!