“生まれ変われたら一緒になろうね”


手紙にはちゃんとそう書いてあった。』





「という感じの話しだった」



桂が話し終わると、周りがジーンと感動していた。


「みよ子ちゃん、せつないわぁ」

幾松は涼香に背中を摩られながら泣いてるし、
涼香に至っては男泣きだし。


キタジも頬を染めていた。



「たかが物語だろう、それに大道過ぎやしないか?」


なんて言ったら桂はそく睨まれてヘラッと苦笑を浮かべた。


だって未来の手がかり全然つかめなかったし、とかまだぼやきながら。