歴史の星空に飛び込んで



声をかけようにも土方さんからなんか殺気溢れてるし。

いや、殺気ではないんだろうけど、
よくわからないピリピリしたもの。



ううん……

でもなんで呼ばれたのかくらいわかりたいよ。




「……………土方さん…」

「…………………………」




……………、……くっ。無視だよ無視!

土方さんにばれないように涙を拭い私はガクンと俯いた。


沖田さん、どうしているだろうか。




山南さん、どうか逃げて。




だって山南さん、好きな人がいたんでしょう?

あんなに恥ずかしそうに、それでも幸せそうな表情を浮かべていたのに。