歴史の星空に飛び込んで



「総司!無駄口叩いてねーで早くいきやがれ!」



ちょうど沖田さんから離れた時、土方さんがものすごいツリ目になってやって来た。



「はい、それでは行って参ります」


「お、お気をつけて……!」


どうか、どうか、
山南さんを、………

どうか。



沖田さんの颯爽と去っていく背中を見送りながら私は手を合わせてそう願った。



「菅野、ついて来い」

「へ……?」



***



…………………あのー。

土方さんに目も合わされずについて来いと言われたものの

土方さんの自室でただ書き物をする土方さんの隣に座ってるだけの私。




いったい何がしたいの………?