歴史の星空に飛び込んで



「土方さんは私だけに山南さんを探すように言ったんです」

「………なにそれ自慢ですか?」

「違いますよっ!……見つけしだいって言っていたでしょう?
それはつまり土方さんなりの優しさなんです」



?あんまりわからない。


訝しげに沖田さんを見つめると、沖田さんはフワリと笑った。



「つまり、見つけ出せなければ、帰って来ていいってことですよ」


ああ!そういうことか!



「すごい沖田さん!伊達に土方さんと過ごしてませんね!」

「あはは、そうなんですよ、もう土方さんのそーゆー遠回しの優しさが可愛くて可愛くて」