その沖田さんにさっき私お、押し倒さ……!! 「なんか遠くないですか?」 「そ、そうですかね」 めちゃくちゃ動揺してるし私! 沖田さんは怪訝な表情を浮かべ私を見ている。 私と沖田さんの間は人5人は多分余裕って感じ 確かに遠い。遠すぎる。 「沖田さん!!」 「はぃぃ!!」 叫ぶみたいに沖田さんに向かって声をかけると沖田さんはビクッと肩を揺らした。 「私、未来に……か…かえ……帰ります」 すべて、すべて話そう。 私一人でなんて決められない。 沖田さんを頼るんだ。