歴史を繋ぐの?私が? 私は、未来に帰らないといけないの? 『ほら、桃がしっかりしないから』 お母さん!! どんどんお母さんの姿が消えていく。 『私しっかりするから!お母さん!いなくならないで!』 お母さん! 「お母さん……!お母さん…………」 ツーと瞳から涙が落ちたのがわかった。 ああ、涙が髪の毛のほうに流れていって気持ち悪い。 「ちょっと」 ん?なんだこの低い声。 「お、お母さん!!」 目を覚ますとそこにはお母さんがいた。 「だから違うってば、抱き着かないで」