「菅野さんは」
ひょいとくびねっこ掴まれて、私は心地好い音色の彼に土方さんから引きはがされた。
「沖田さん!」
いたんですか!!
土方さんは沖田さんを何故か少し睨んでる。でもその背中は私な涙でぐちゃぐちゃに濡れてるから笑ってしまいそうだ。
笑ったら死刑だな。
沖田さんを背中に感じていると、ポンと頭の上に沖田さんの綺麗な手がのっかった。
「未来への希望です」
「わ、たしが……?」
振り返ると沖田さんはニッコリ頷いた。
沖田さんの少し後ろには山崎さんもいる。
私が、未来への希望……?
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