はい!って凄いはっきり返事しちゃったよ
がめついな私ったら。
口を抑えて俯くと、外からは笑い声。
「わかりました。次の巡察でみたらし団子買ってきますね」
「なんかすいません……」
沖田さんのいつもの笑い声だ。
なんだか恥ずかしいけれどやっぱり落ち着くな。
「沖田さん」
「なんですか?」
「お顔を見ることはできませんか?」
何言ってるんだ私
「………駄目です」
ほら、謹慎中なんだから、駄目に決まってる。
「今は、顔をちょっと見られたくないので」
少し照れたような声の沖田さん。
なんだか私も、見られたくないくらい赤くなってしまった。