歴史の星空に飛び込んで



「どこに行くんですか」

「俺の家」


ゾワッと寒気がした。
なんだその危ないワード的なそれ。


「嫌です嫌です嫌ですっ!!」

「暴れんなよ」


嫌だ!いきなり嫁とかって何!?

泣くよ!?本当!!


「なんで私なんですか!」

「……なんでだろ?」


んなっ!!
もーやだ!!

納得いかない!!


「いい加減にして下さい!帰らして!」

「どこに?」


未来に?新撰組に?

「……………」

「もし桃が帰りたいのが新撰組のところなら、それは出来ない。

未来を握るのは長州だから」