歴史の星空に飛び込んで



「なんでもいいから嫁になれ!」

「私の味方じゃなかったんですか久坂さん!」


何がなんでも帰る方法見付けてやるって言ったのは嘘だったのかこの野郎!


「お前が新撰組のやつらの方に行っちまうくらいなら俺が側に置きたいからだよ」

「え、なっ!」


何言ってるの

って言えないくらいドキッとしてしまった。


ふざけてると思ったのに、久坂さんの目があまりにも真剣で熱っぽかったから。


「じ、冗談、やめて下さいよ」

「冗談じゃない。未来に帰るなよ、俺の側にいろ。」

「久坂さんっ……!」


久坂さんの顔が近付いて、私の目頭にくちづけた。