雪哉さんを追いかけようとする足が止まった。
沖田さんが後ろで首を傾げてる。
私が雪哉さんを止めなきゃ、
沖田さんや、新撰組の方にばれないように。
だって、新撰組と長州がまた対面したら歴史が変わってしまう。だから私一人でなんとかしないといけない。
「なんでもないです!」
思いっきり笑って沖田さんにしがみついた。
秘密にさしてください、と。
それから力を下さい、と。
多分危険なことだから、でも、何がなんでも本を取り返すんだ。
きっとなにかがわかるから。
「……菅野さん…?」
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