小さな歩みで部屋に足を踏み入れ周りから向けられる視線に、目線を下げながら指示されて座った。
沖田さんと斎藤さんは私の隣に、
土方さんは奥のあの人の隣に座った。
「………………」
控え目に目線を上げると、多分局長が凄い私を直視していた。
怖いっっ!!
「………………」
妙な緊張感に背中に汗が伝うのがわかる。
「………別品な女の子だな!」
ガクッ!!
多分局長は沖田さんに負けないくらいの笑顔を見せた。
顔に似合わず優しそう!
「かっちゃん」
しっかり。と叱り付けるように土方さんが多分局長に声をかける。

