昼間に抱きつかれた時もドキドキしたけれど、 なんだか今はちょっと違って 沖田さんの腕が熱くて、力強くて もうずっとこのままでいたいなんて思ってしまう。 ダメダメ駄目だ。 このままじゃ本当に沖田さんを (好きになってしまう) 抜けられなくなる。 グッと抵抗してみると、思ったよりすんなり沖田さんは距離をおいてくれた。 「な、なんで……!」 「菅野さんがとっても抱きしめて欲しそうな顔をしてたからですよ」 ニッコリいつもの笑顔。 「し、してません!」