誰!?なにもの!?

男の人はニヤーと狐のように笑う。

「俺は山崎すすむ。新撰組監察方、命令であんたをみはらしてもうてた」

「うそお!!」

「ほんま。つまみ食いしてたのも、ここでねこけてたのもしってんで?」

「えー!!」



お、乙女の恥ー!!
悲鳴をあげながら頬を抑えて山崎さんを見上げた。


「俺は何でも知ってんで」

「お、恐るべし新撰組……。ってことは……」



私、信用されてなかったのかな



「信用はされてるで」

「え、心の声も読めるのですか!?」

「いーや。桃ちゃんわかりやすいから、考えてること顔に書いてるし」