あの日、山崎が調べあげられなかった理由が、さっきの奴らが言ったことで土方の頭の中がスッキリと何もかも片付いた。


全ての合点がいくのだ。



再び沖田に連れられ帰って来た少女、菅野桃が、未来から来たとなれば。


「まあ座れ」


土方さんは私にそう指示し、前と同じように私は座った。


「……お前は長州の人間ではないと、思ってもいいか?」

「へ?」


土方さんの言葉にビックリして、それから何度も頷いた。

「なら、お前を守ろう」

「え、え、え!なんでですか!」


なんでそうなる!?と私は身を乗り出した。