【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》

キヨちゃんは満足するまで私にキスをすると、私を強く抱きしめる。



「俺、も。初めて、話した、とき、から、好き。ずっと、欲しかった。だから、かのじょ、なって、下さい。」



ストレートな返事。私は、嬉しいという気持ち以上に心臓の動きが気になって仕方ない。



「ほ、本当、に?」



泣きそうになりながらキヨちゃんを見ると、キヨちゃんは返事の代わりにまた口づけをした。



私、キヨちゃんと、り…両想い、なんだよね…?



ずっと一方通行だと思ってたから、信じられないよ。