「あの、高崎から聞いて、来たんですけど・・・ ほ、ホントに一緒に食べてくれるんすか?」 あたしのもとへよってきて、遠慮がちにたずねてくる。 「うん! 大橋くんって、ちょっとあたしのタイプなの。」 とか、言ってみる。 こういうこと言っとけば、男はたいてい気があるって勘違いする。 「ま、マジっすか!?」 「うん。 告白してくれたときもね、うれしかったよ?」 大橋くんの頬がみるみるうちに赤くなっていく。 男はこれが普通なの。 やっぱり、遼くんが変なんだよね?