高木先生:「…とりあえず、HR終わったら4人とも俺の所来い。」


高木先生はパッと南の手を放すと、そう言って教壇の方へ向かってスタスタと歩きながら話を続けた。


高木先生:「ほら、皆も席着いて。HR始めんぞ。」


ガタガタと静かに、クラス中それぞれの席に座る。


南も真梨奈もお互い違う方を向いてフンッと怒りながら座り、花もふて腐れていた。




何でこんなことになっちゃったんだろう?





皆、カッとなっちゃって、ねぇ、南、花…私達でちゃんと考えたことあるじゃん。





大事なことが、言えなかった。