真梨奈:「きゃーーーーーっ!!!大スクープ!!!」



っと私が、声をあげようとした時、真梨奈が声をあげて嬉しそうに走って近寄って来る。



え!?


高木先生:「え!?」



ポカンとする私の思いと、先生も気の抜けた声をあげた。



そのまま、真梨奈の持っていたデジカメがカシャリと音を立てる。



その音に今の現状を把握する。



私の上に先生がいて、他の人がそれを見ると…―。



真梨奈:「高木先生!いくら、夏だ、海だ!って言って舞い上がっちゃダメだよー♪」


ニヤニヤと笑う真梨奈にバッと立ち上がり、慌てる先生。



高木先生:「はあ!!!?ちょっ!お前、何撮ってんだよ!返せ!」



真梨奈:「やだー!あ、先生、邪魔しちゃってゴメンね〜!どーぞ続きを!」


高木先生:「お前なぁ!別に何もしてねぇからな!」



そんな真梨奈と高木先生のやりとりに思わず笑ってしまう。




本当に先生、生きてて良かった。



そう、思ったんだよ?…さっき。