長嶋:「あ!私のお皿に、にんじん入れたの誰さ!こんなもんッ!!」

長嶋の皿に入ったにんじんを林田の皿に移す長嶋。

林田:「な!お前…にんじんくらい食えよな!」

長嶋:「うえ〜、無理〜。」

今野:「そんなだから、私に身長負けんのよ!」

長嶋:「うるさーい!真梨奈!真梨奈だってきゅうりダメじゃん!」

向かい側でぎゃぁぎゃぁ騒ぐ2人を微笑みながら見る林田。


あんな無愛想な林田にも、いい仲間が出来て良かった。


佐伯:「肉ー!奈緒、肉は?」

吉崎:「あ、まだあるよ。ちょっと待って焼くから!」

山岡:「奈緒ー!フランクフルトも焼いて〜!!」

タケ:「奈緒ちゃん俺のもよろしく〜!」

吉崎:「はーい。」

慌ててまた網の上に並べられる肉やフランクフルト、野菜もついでに、っていうように並べていく吉崎。

俺も教師なんてなきゃな…。

吉崎を下の名前で呼べるんだからな!


何て、一人で思ったりもした。





いつの間にか当たりは暗く、真っ青だった海も、黒みを帯びて空には夏の星が輝いていた。






今夜、あの場所に行って見るか。