杉本先生:「まぁ、でも…結局、寝てたり喋ったりされるより、数学してるだけでもいいんですけどね。」


と、杉本先生はクスクスと笑いながら、プリント類を集める。



杉本先生は、この学校の教師の中でも得に若く生徒からも人気のある優しい先生だ。




まさか、体育教師の平岡先生と付き合っているなんて…トップシークレットだな。



三浦先生:「そうですよね。…林田とかはいつも寝てるが、机に向かって勉強とは…。」


林田が他の授業で起きるなんて…林田もキャンプ行きたかったのか…。



へぇ〜。



「ははは、たまには、やりたいことを我慢して、嫌なことをやるのもひとつの良い機会じゃないですか。」



キャンプに行きたいって目標のために…。



単純な目標だがそれが、頑張れるきっかけになったかな。




三浦先生と杉本先生は頷きながら、「そうですね。」と言ってそれぞれの作業に取り掛かった。




キャンプの場所、探しとくか!




そう思いながら、次の授業の確認をする。




調度、2組か。