「俺、お前の家に居候することにした。」 「えぇ!?何言ってるの、家にそんな空き部屋ないよ!…ねぇ?」 運転席の扉を閉めた母に同意を求める。 「洋子の部屋でいいじゃない。」 「へ?」 何を言ってるんだこの親は。 私一応女の子だよ…。 となりでシイが小声で言った。 「だいじょうぶ。俺は普通の人には見えないわけだし、洋子の迷惑にはならない。」 そういう問題じゃないんだけど。 それに本当に普通の人には見えないのか怪しいし。 あれ? 今ちょっとなんか引っ掛かった。 何だろ… …ま、いっか。