だけど、あたしは春菜を恨めない。 別に春菜が悪いわけじゃないし、 春菜は凄い優しい。 どんな時も一緒にいてくれて…、 いつもあたしの味方でいてくれた。 そりゃ、春菜ばっかりでムカつく時もあるけど、 やっぱり大事な友達なんだ。 「…な、夏奈!!」 春菜に何度も呼ばれて、あたしはハッと我に返る。 やばい、頭の世界に飛んでた…。 気づいたら、春菜のくるんとした目が目の前にあって、 目があったら、春菜は笑いかけてくれた。