「ぎょえ!まだ連れまわしてたのか、この猫ちゃん」 「優絵だっつってんだろ」 いや、だからもうやめてくれないかなお兄ちゃん。 誤解されるんだってば誤解! お兄ちゃんをバカにして笑っている木戸先輩の隣で、二井くんが真剣な顔で私を見つめてきた。 ドキッ、 もしかして、わかっちゃったりする? 飴事件のときに一緒にいたし、 私が猫になるなんていうあり得ないこともお兄ちゃんにかかればあり得るって気づいちゃうかも! 二井くんはじーっと私を見たあと、お兄ちゃんに顔を向けた。 きた――――!!