放課後、
わたしはお兄ちゃんにサッカー部の練習場に連れてこられていた。
あちこち飛び交うサッカーボール。
そのひとつが私に向かって勢いよく飛んできたものだから、ひぃっと毛を逆立ててお兄ちゃんの後ろに逃げ隠れた。
ボールはお兄ちゃんの足にボコッ!とまともに当たってから、コロコロと転がっていった。
「あ、ゴメン☆」
「お前……、もう少し申し訳なさそうに謝れないわけ?」
「やーやー、そんなに怒るなよセンリちゃん」
木戸先輩がヘラヘラしながら近づいてきた。
どうやらお兄ちゃんにサッカーボールを当てた犯人は木戸先輩みたい。



