お兄ちゃんは危険な××!





ああ、どうして。



血が繋がっていないとはいえ、私のお兄ちゃんはあんな変人なんだろう?



確かに顔はカッコイイ。

だからモテる。


女の子からの贈り物のお菓子が、お兄ちゃんだけじゃ食べきれなくてしょっちゅう私の胃袋に入るし……



でもそれはお兄ちゃんの本当の性格を知らないから!
正体を知らないから!




どうせお兄ちゃんを持つなら、もっと素敵で

ま・と・も・な!

お兄ちゃんが良かったよー!





…なんて私の心の叫びに気づくはずもなく、お兄ちゃんはまた【目覚まし】を改造しているのだった。