「ぶふっ、なんか隠れようとしてる!」 木戸先輩はお兄ちゃんの腕の中に頭を突っ込んだ私を指差して笑っている。 「頭隠して尻隠さず!」 うるさいよ!? だって逃げ場ないんだもん、仕方ないじゃん! 私はぷぅっと頬を膨らませた。(実際は膨らまなかったけど) そんなことをやっているうちに、いつの間にか女の子たちがお兄ちゃんの周りに集まってきていた。 もちろん佐伯さんたちもいる。 いろんな方向から手が伸びてきて撫で回すから、とってもくすぐったい。 「可愛い~」 「珍しい毛色!」