普通に、いつも通り学校に行くには もとに戻してくれさえすればいいだけなのに、という私の願いは届かない。 お兄ちゃんは私を腕に抱えて意気揚々と学校に足を踏み入れた。 猫を抱えているお兄ちゃんに驚いた人たちがちらちらと振り返って見てくるけど、お兄ちゃんは気にしないで階段を上がっていく。 そりゃもう、キャプテンモードに移行してるし。 猫連れてくんのなんて当たり前だろ みたいな顔で。 って、ちょっと待ってよ。 私はあることに気がついて、腕の中でわずかに身じろぎした。