お兄ちゃんは危険な××!


……なんか、人間のときとは比べものにならないくらいの可愛がりようなんですけど。


「わかったわ、優絵を頼んだわよ」


お母さんはそう言いながら、お弁当もお兄ちゃんに手渡す。

お兄ちゃんに抱かれたままうんうんと頷いた。


そうそう、しっかり渡しといてよね。
もうお弁当忘れたりしないように!


「もちろん。優絵のことは任せて」


お兄ちゃんはお弁当を受け取ると、にこりと笑った。


私は途端に不安になる。



お兄ちゃんなんかに任せてられないよ……!


お母さ―――ん!



私の心の叫びも虚しく、お母さんはかなりご機嫌な様子でお兄ちゃんを見送った。