「これをつけると動物になれる。人によって変わるけどね。犬、猫、ハムスター、うさぎ……あ、残念だけど爬虫類とかは無理だから」
「……爬虫類とかなりたくないよ」
全然残念じゃない!
そんなものになる自分を想像するだけで鳥肌が立つよ。
お兄ちゃんは私の呟きが聞こえていたようで、にこっとした。
「そ?ま、俺も嫌だけど。ってことで、はい」
「はい?」
なぜか私に受け取れと言わんばかりに差し出されている首輪。
何!?
「いらないよ?こんなの」
動物になりたいわけじゃないし、貰っても邪魔になるだけ。
今までお兄ちゃんにいただいた(押しつけられた)その他諸々のガラクタみたいに、押し入れに突っ込むしかないもん。



