お兄ちゃんは危険な××!


また、お兄ちゃんのわけわかんない発言が始まった。


「ただの首輪じゃないって、じゃあ何の首輪なの?」


わけわかんない発言に、ただちょっと興味をひかれてしまった。

私が首をカクンと傾げて尋ねると、お兄ちゃんはよくぞ聞いてくれた、とでも言いたげに胸をはる。


そーゆーとこ、うざい。


「これはさ、人間につける首輪なんだよ」


「変態」


うざいうえに変態。

あ、それはいつものことだけど。


トゲをたっぷりつけてそう言ってやったつもりなのに、お兄ちゃんは全く反応ナシ!


楽しそうに首輪の説明をし始めてしまった。