ぱっと顔を輝かせて二井くんを見ると、二井くんはにこっとした。
そして不機嫌なお兄ちゃんにベリッと引き離された。
「お前ごときにうちの妹はやらんぞ!」
オヤジみたいなこと言うなーっ!
もうお家モード全開だね?
って……ああ!
そうこうしてる間にネズミが逃げてく!
ネズミは私たちが(お兄ちゃんが)余計なことをやっているにテケテケッと走って実験室を出ていこうとしている。
「お兄ちゃん、ネズミネズミ!」
「ん?」
お兄ちゃんがわけがわからないでハテナマークを浮かべてるあいだに、ネズミはお兄ちゃんの足の間をすり抜けて、実験室をターッと出ていってしまった。



