お兄ちゃんは危険な××!



え?

嘘!


驚いて部屋を見回した。


そういえば、わたしたちの部屋と間取りが違う。


あるはずの荷物がないかわりに、お兄ちゃんの荷物らしきものがある。


「え、なんで!」


あわてふためくわたしをよそに、お兄ちゃんはジャージに着替え始めた。


ひいい、やめてよ!


こんなとこで着替えないで!


「わ、わたしもとの部屋に戻るよ」


「病人を他の人のところに預けられるわけないだろ。いいから今日はここで寝るように」


ベッドから抜け出そうとしたわたしをお兄ちゃんが捕まえて引き戻した。


「でも!」


「何をいまさら。今の今までぐっすり寝てたくせに」


お兄ちゃんは腕を組み、あきれ顔でわたしを見下ろしてきた。