お兄ちゃんは危険な××!



「わたしバカじゃん…」


どう考えても、わたしがバカなだけじゃん。


お兄ちゃんはわたしのやる気をひきだすためにしてくれただけなのに、こういう結果になっちゃって。


これから勉強なんて無理だし、明日のテストには間に合わない。


優秀賞なんてもう無理だ…。



落ち込むわたしの頭を、お兄ちゃんが撫でてくれた。


「もう寝てろ。優秀賞なんかとらなくても、旅行くらい連れて行ってやるから」


「ほんとに…?」


お兄ちゃんといけるなら、それでいい。


ていうか、それがいい。


「ほんと。いいから今は、早く回復することだけを考えろ」


「うん」


お兄ちゃんの優しい微笑みを見て、幸せにな気持ちになった。


たまに見せてくれるこういう顔、大好きだなぁ。


だんだん眠気が襲ってきて、お兄ちゃんのあったかい手を頭に感じながら、ゆっくり目を閉じた。